Story04

常に学び、キャッチする
立ち止まることは、ない

ダイワボウ情報システム株式会社2005年入社 農学研究科卒 | 販売推進本部 販売推進4部 戦略・高度化推進グループ 係長 N.T

Issue課題

種をまき、開拓する挑戦者は
新しい技術で社会の課題に
取り組む。

2019年4月、めまぐるしいスピードで進化・発展を遂げるICT環境に対し、先陣を切って未開の地へ飛び出すグループが発足した。「戦略・高度化推進グループ」、その名の通り、ダイワボウ情報システム(DIS)でバイヤー機能を担う販売推進本部の中において、“戦略商品”の販路拡大をミッションに掲げる。
DISの主軸となる事業は、オフィスや学校などで使用されるパソコン、それに付随するソフトウェアやハードウェア、周辺機器の販売業務だ。同グループで係長を務めるNは「パソコンの販売や買い替えにプラスして、クラウド商品やパソコン以外の品目を販売しないと、今後の売り上げ拡大は厳しい。

また、サブスクリプションなど新しいサービスやシステムも台頭しており、こういったことも視野に入れ、パートナー企業やエンドユーザーに提案していく必要がある」と自らに課された役目を捉えていた。同グループが取り扱う「戦略商品」とは、これから日本市場で普及が見込まれる「ICT関連商品群」であり、国内での導入実績がないものも少なくない。そのため未知の商品を売る仕事には、さまざまな困難が立ちはだかる。Nを含め、グループ総勢50名によるDISの次なる一手を仕掛ける挑戦が始まった。

種をまき、開拓する挑戦者は新しい技術で社会の課題に取り組む。

Strategy私たちの戦術

ICT化で“働き方改革を推進”

ICT化で“働き方改革を推進”

パソコンの買い替え時期などに合わせ、DIS営業グループがパートナー企業との折衝に入る際、Nは同行して戦略商品の情報提供や技術的なフォローを行う。現在、力を入れているのが、“働き方改革”を後押しするICT環境の提案だ。例えばその内の1つ「クラウド管理型ネットワーク製品」は、クラウド上にある管理機能を通じて、スイッチやルータ・無線LANのアクセスポイント等のネットワーク機器を、設置された現場から離れた場所でもウェブ経由で一元的に設定・管理・運用できる。従来のネットワーク製品であれば、システムエンジニアが詳細設計から現地での設置・設定作業を行い、さらにシステム障害への対応に備え、常時監視運用を行う、といった過大な作業量と時間が必要であった。「クラウド管理型ネットワーク製品」は、システムエンジニアや管理者の現場負荷を軽減し、働き方改革にもつながると期待されている。「私たちはディストリビューターとしてパートナー企業を通じ情報提供を行い、最終的にはエンドユーザーへの販売につなげることが使命。現在も負荷の高い作業をしている会社は多い。日本国内のICT化を支援し、あらゆる場面での業務改善を後押しすることも私たちの役割だと思う」。
しかし、効率面でメリットがあるとわかっていても、ICT整備にかかるコストが障害となり、導入に至らないケースも多い。そこでNのグループでは、広い視野でメリットを捉える提案を用意した。

Actionやるべきこと

論理的な提案と抜かりないPR戦略

論理的な提案と抜かりないPR戦略

「機器に関する単純な点だけを比較すると、『高い』で終わってしまう。でも、システム全体にかっている人件費を考えてみてください、という話をする。もし障害が起きてつながらなくなった場合、関係者の作業量と時間は膨大。トータルコストで見てほしいと提案を持っていく」。一般のパソコンや機器を販売するよりも長く、根気のいる商談となるが「種まきから刈り取りまでするイメージ」と骨の折れる仕事にもプライドを持っている。
獲得した経験やノウハウ、導入効果等の情報を事例に落とし込み、全国のDIS販売網を通じて顧客に展開する「販売するための仕組みづくり」も行う。プロモーショングループと連携して、認知を広めるユーザー向けのマンガ冊子を企画するなど、商品を届けるための工夫も抜かりない。
さらに、同社では東京支社内に最新のユーザー体験を重視したマルチベンダー対応のICTソリューションルーム「Customer Experience Center」を設置。「まず触ってもらう。新しいものだからこそ目にする機会が必要」と、Nが担う戦略商品のプロモーション活動も積極的だ。

Result実現したこと

道を拓いたのは、地道で丁寧な仕事

道を拓いたのは、地道で丁寧な仕事

ICTを取り巻く環境は次々と新しいサービスが世に出現し、凄まじいスピードで席巻していく。実際にN自身もICT関連商品に対する風向きの変化を感じ始めている。1年前ならば、『高い』で終わっていたケースが、最近は『これなら簡単だね』と導入に至るケースも増えてきた。
「社内で自分たちが利用シーンや機能面において商品を検証したうえで、トータルコストを削減する案など顧客にとってのメリット情報を確実に届けられたことが今の結果につながっている。そして、実際にシステム導入された成功事例をもとに、グループで共有しながら多方向で推進活動を展開できたことも大きい」と、この1年の成果に自信を見せる。

「これまで世の中になかったシステムや商品を使って、エンドユーザーの課題を解決できている。『こういうものがあったらいいのに』が突然出てくるのがこの世界。積み上げられた技術や研究の上にあるものだけど、結果として、必要な人には魔法のような効果を発揮する。これこそがICT関連商品を扱う醍醐味」とTは語る。これからも新しい技術を駆使した商品の普及により、仕事や生活はよりスムーズに快適に進化していくに違いない。でも、ここで立ち止まり、満足することはない。Nたちはさらなる課題に挑むべく、次の種をまき始めている。

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