Story08

名前は見えないけれど、
私たちの製品が身近にある

大和紡績株式会社2014年入社 法学部卒 | 合繊事業本部 生活資材部 不織布販売課 営業 N・T

Issue課題

不織布の最終製品を世に送るため
顧客への提案を重ねる日々に
向き合う

不織布製品という響きに馴染みは少ないが、ファストフード店の手ふき、ドラッグストアで販売している除菌シートや制汗シート、フェイスマスクと聞けば「あ!それね」とピンとくる人がほとんどだろう。
そんな日常生活のふとした瞬間に出会い、生活を下支えしてくれる原材料や製品を開発・製造・販売しているのが大和紡績株式会社だ。

先述のフェイスマスクやシートなどに使用されるスパンレース不織布は、同社が国内の占有率1位を独走しており、国内大手メーカーの製品にも多く使用されている。
ここで、不織布にまつわるさまざまな製品を世に送り出しているのが、「生活資材部 不織布製品課」に在籍する入社6年目のNだ。同社の原点である紡績業として素材を売る仕事と、メーカーのオーダーを受けて最終製品を開発・製造する業務が事業の2本柱だが、Nは主にOEM製品を取り扱い、顧客提案の日々を送っている。

不織布の最終製品を世に送るため顧客への提案を重ねる日々に向き合う

Strategy私たちの戦術

消費者に近いところでの仕事

消費者に近いところでの仕事

そもそもOEMや最終製品とは。例えば、除菌シートや女性用フェイスマスクなどのブランドを持つメーカーに素材となる不織布を売るのではなく、製品のほぼ完成形の状態でメーカーに販売する製品を指す。Nは大手製紙メーカーやファストフードチェーンを顧客に持ち、街中で一般消費者が触れる不織布製品の多くを取り扱っている。「素材を売ることが大切な仕事だが、個人的には最終製品を販売することに面白みを感じている」とN。それは「素材売りの場合、この素材が何に使われているのか、メーカーの商品開発の関係で情報開示がなされないこともある」から悔しいのだと言う。それに比べて最終製品は、消費者マインドに寄り添い、自分のリサーチやマーケティング情報をもとに具体的な提案ができる。「ブランド名を拝することはできないが、自分たちが考えたパッケージで売れる」。ここに大きなやりがいを感じている。自社に製品の仕様書があるため、社会情勢やトレンドを読み取り、すぐに製造・販売に結び付けることが可能であり、同グループの実績に大きく貢献している。しかし、最終製品の開発・販売は、一足飛びにできるものではない。そこでNは人間関係の構築に重点を置くことを決めた。

Actionやるべきこと

すべては人間関係づくりから

すべては人間関係づくりから

不織布製品課に配属される前、Nは素材販売の部門で4年間、素材のあらゆることを学んだ。現在のグループでは、素材の知識に加えて加工の見識が必要となる。「加工先メーカーと同じレベルになるのは至難の技。無理を聞いてもらって加工機械の見学をさせていただくなど、現場に足を運び、少しずつ勉強を重ねていった」と、Nは自分の若さを武器に真正面から無知に向き合った。「とにかく仲良くなって、人間関係をつくる。昔ながらの営業スタイルかもしれないが、新しい情報が出た時はすぐに教えてもらえるようなパイプづくりに力を入れた」。メールやSNSでビジネスのやりとりが完了する昨今、泥臭いまでのひたむきな姿勢が協力業者を動かし、Nが考える提案に力を貸してもらえるようなった。
そして、それをもとに顧客には新しい製品の展開を仕掛ける。日々の定期訪問でコストや加工における新情報はすぐにフィードバックする。「もちろん、すぐに良い返事がもらえるわけではないが、頭の片隅に置いておいてもらうだけでいい。ふとした瞬間に『Nに聞いてみよう、相談してみよう』と思ってもらうことが大事」。声がかかった時には、全力で応える準備はできている。

Result実現したこと

海外製品の流入に付加価値で勝負

海外製品の流入に付加価値で勝負

Nが担当する国内の大手メーカーへの販売実績は順調に推移している。だが、近年、日本市場に安価な海外製品の流入が増加。低価格ながら品質の良いものも現れ始めた。「そうなるとコストの対決になるが、そこは避けたい。このままでは商圏を守れなくなるイメージは常に持って取り組んでいる」。迫り来る危機に為す術を生み出すべく、ダイワボウレーヨンと協力し、特殊な付加価値を持たせた不織布を開発した。フェイスマスクの保水力を高めたり、より柔らかく肌あたりを良くしたり、素材レベルで貢献することを強みとしている。

また、これからの実績拡大のために、会社としての品質管理体制の強化も考える。「『品質規格をきちんと取っているから安心』と、思ってもらえる体制づくりができれば、もっと強い会社になる」とNは力を込める。
決して一般消費者の目に触れることはない「大和紡績」の名。もし、不織布に名前を印字できるなら、さまざまな場面でNの仕事に出会うだろう。そんなふうに誰かの生活に少なからず貢献しているという誇りが、今日もNの背中を押している。

Story Top
働く環境 FAQ Entry
HOME
MENU
ENTRY
PAGE TOP